日本舞踊のやわらかさ①
↑鐘の岬/藤間小太郎
皆さまは日本舞踊にどの様なイメージをお持ちでしょうか。
きっちりとして堅いという感じの方が多いかもしれませんね、それも間違いではないのですが、今日は私が思う日本舞踊の持つやわらかさについて少しお話しいたします。
先ずは実際の動きについてはしっかりとした型があります。女の型、男の型、年配、子供、あらゆるお役の形です。しかし、女性の役を男性が演じたり、男性の役を女性が演じたりいたします。フリーなんです。これが日本舞踊の持つ一つのやわらかさだと思います。差別ではなくあくまでそれぞれの持つ特長、例えば男女の動きの差にしっかりとクローズアップして型や動きは習得していくけれど、女性は女性の踊り、男性は男性の踊りしか踊らないなどと線引きはしないというところです。私も幼い頃から立役(男踊り)も踊ってきましたし、名取名も小太郎という男性名です。かなりやわらかくないですか?選択の自由があるというやわらかさです。これからの時代にも合っているようですね。
三社祭/藤間勝治郎・藤間小太郎
次回は、演目のやわらかさについて^_^
藤間小太郎
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