白金台さろん
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お三味線でお稽古♪

 

こんにちは。

私のお稽古場では不定期ですが2・3ヶ月に1回程度、お子様のお稽古の時に生演奏で踊ってみるという時間を作っております。娘達が三味線を弾きながら唄う、弾き唄いというスタイルでお稽古をいたします。

いつものお稽古はテープの音源です。馴染みの少ない邦楽に触れていますのでそれでも十分なのですが、生で聞く唄と三味線の音の余韻や部屋の空気に響く振動を肌で感じること、生の音に合わせて踊るという感覚を育てるのが目的です。知らず知らずのうちにより一層深く五感を使うことになると思うのです。

私の幼い頃も既にお稽古はレコードやテープで、生演奏で踊るのは本番のみでしたが、祖母が踊りの先生を始めた頃は三味線を弾いて踊りを教えていたそうです。お三味線が弾けないと踊りは教えられなかったそうです。昔は今に比べて音源の環境は不便であったと思いますが反面、生の音がそれだけ身近にあったのだから素敵ですね。今は豊富にお稽古の音源がありますが、お三味線でのお稽古が特別で贅沢な感じがしますので時代が変わるという事は面白くもあり全く皮肉なものです。

お子さん達は最初のお稽古の時は三味線の音の大きさにびっくりしますが、お稽古が始まるといつもお稽古している曲ですのですんなりと踊り出します。順応性が高いこともお子さんならではだと思います。そして音(リズム)も取りやすいように見えます。

唄、三味線やお囃子の音が身近になり、古典芸能は難しく退屈なものでなく楽しく刺激的でカッコイイものであることを自然に伝えられたらと思います。

白金台さろんならではのお稽古だと思いますし、日本語の美しさや生の音の持つ力って本当に素晴らしいなと思います。娘達にも感謝しております。ご協力いつもありがとうございまーす。

藤間小太郎

 

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