日本舞踊の舞台の準備
此度、日本舞踊の舞踊会に久しぶりに出演いたします。
今回は衣裳や鬘を着けての舞踊会の当日までの準備など、裏の様子についてお話ししようと思います。
先ずは「かつら合わせ」というものがあります。
各自の演目、役柄のかつらをつくるため、完全オーダーメイドの台金という鬘の土台をお一人お一人の頭に合わせてつくるのがかつら合わせです。
それぞれ、頭の形も顔の形も体型も違う中その方に合ったかつらを仕上げてくださいます。
そして、衣裳を決めます。自前で踊る場合も演目によってはありますが、ほとんどは衣裳さんからお借りします。
身体の寸法を測り、柄を決め、細かな打ち合わせをいたします。
舞踊会を開催する為、狂言、大道具、小道具、衣裳、かつら、化粧、後見など多くの専門の方々にご協力いただき支えていただいております。
今回は違いますが、生演奏が入る場合がございます。その場合は「つぼ合わせ」と言って、演奏家の方との合わせがあります。
初舞台の方は舞台裏の人の多さに驚かれます。
そして、下浚い(リハーサル)が行われます。
(舞台稽古の場合もあります。)
この様にいろいろな方々といろんな準備がなされて当日を迎えます。
そして、何よりお稽古しないといけませんね💦
今回も、とにかくお客様に楽しんでいただけるようにと演目を選びました。
心よりお待ち申し上げております。
藤間小太郎
白金台 古典芸能さろんは白金台を中心に長唄・三味線・日本舞踊・河東節のお稽古やご公演依頼を承っております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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