日本舞踊お浚い会「藤秀会」おもいで①

寒さも本格的になりました。
風邪やインフルエンザなど、いろいろと流行っておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、藤秀会の思い出ブログの第一弾をお送りいたします。
先ず1回目は「末広狩」を踊りました、かわいいお2人についてのお話しをしたいと思います。
お二人は男女の双子ちゃんで、3歳で私のお稽古場にいらっしゃいました。まだコロナの真っ只中でした。
入門されてから、これまでに2回程小さな勉強会に出られ、今回の浅草公会堂に挑戦いたしました。
二人とも元気で、好奇心旺盛!
飲み込みがよく、いつも楽しいお稽古です。
10月の本番前になると、「怪我しない様に学校で鬼ごっことかはしてないんだ〜」とか「学校でもこっそり踊ってる」とか笑、可愛いことを言ったりして、本番が近くなるにつれお稽古も集中してがんばりました。
初めての「つぼ合わせ」(演奏の先生方との合わせ稽古)も緊張しながらも、いつも通りに踊れました。
そして下浚い、下浚いとはリハーサルです。狂言さん(舞台監督)、大道具さん、照明さん、小道具さん、そして舞台上の全てのサポートをしてくださる後見さん、衣裳さん、床山さん、顔師さん、演奏家の皆さん。写真とビデオさん
全てのスタッフが揃ってのリハーサルです。
男の子が急に体調が良くない感じになり、ちょっと心配しましたが何とか下浚いも終え
残すは当日、本番です!
朝9時に楽屋へ入り
もう今回は初めて尽くしです!
初めての楽屋^_^
そして、場当たり(舞台上の位置取り)を開場までにします。時間との戦いの中、「ここまで出てきてね〜」「最後はここで決まってね」といろいろな決め事をいたしまして。
お支度は
お2人はかつらではなく、髪を結ってもらいました。髪もお化粧もとても素敵に仕上げていただき、さあ、本番です!
いつも通り、いや、いつも以上に踊れました!
お2人共楽しく踊れたらしく、私としましてもほっとしましたし、本当に嬉しかったです。
今はお2人の要望により、お2人の役を男女逆にお稽古しております^_^
最近はもっともっとお稽古したいという感じで頼もしいかぎりです!
今回の浅草公会堂に向けてご協力いただき、この子達にお舞台の経験をさせていただいたご両親に心からお礼申し上げます。
藤間小太郎
写真 松下穂香