日本舞踊お浚い会「藤秀会」 おもいで②

こんにちは、またまたお久しぶりです。
今日も、藤秀会のおもいで2回目をお送りしたいと思います。
長唄「春遊び」という演目です。
題名通り長閑な春の日にかわいい女の子が羽子板や双六で遊んでいるというお舞台です。
大昔に私も姉とお弟子さんと三人立ちで踊った演目です、今回は2年生と4年生の可愛らしい女の子の二人立ちにいたしました。
今回お2人は本衣裳でのお舞台は初舞台です。
鬘も付けてのお舞台ですので、「鬘合わせ」がありました。簡単に言えばお一人お一人オーダーメイドでかつらを作るという事です。お2人とも初めてのかつら合わせでしたので少し緊張気味でした。
今回の「春遊び」は姉妹の設定にいたしました。4年生のお姉さん役のお子さんは、実際はお姉さんがいる妹さんですが普段からとても落ち着いているお子さまで、意志がはっきりしていて中高生とお話ししている様な感覚になる時があります。お稽古の後のおしゃべりタイムがいつも楽しい時間です。以前のブログにも登場しているとても素敵な女の子です。
妹役のお子さんも、しっかりされたお子さんで3歳からお預かりしておりますが、好奇心旺盛でたまに禅問答?みたいなやりとりをしながらのお稽古になります笑 動画に撮っておきたいくらいです!今度撮っておこうかな笑
お2人とも素直で可愛らしい春遊びチームでした。
「春遊び」は、羽子板や凧など小道具も多く、梅の木から枝を折る場面や木に掛かっている凧を取る場面ももあり、狂言さん、後見さん、大道具さん、小道具さんが、2人がやり易い様に工夫をしてくれました。有り難いことです。
お顔も着付けも綺麗です。
先程も申し上げましたが、この踊りは小道具や、段取りが多く大変なのですが、本番もしっかり踊れました!
踊る前はすごく緊張すると言っていましたが、終わると楽しかったし、踊りやすかったとの感想でした。頼もしい!
(普段から2人ともしっかりしてますから安心してましたが^_^)
今回のお舞台の共演でとても仲良くなった様です^_^
今は新たな曲をがんばっております。
お稽古や、お舞台を通していろんなことを感じ、考え、成長していただきたい。そしてこれからも、踊り同様にいろんなことに挑戦してもらいたいと思っております、とても楽しみにしております。
お父様お母様ご協力本当にありがとうございました。
藤間小太郎
写真 松下穂香